ストレートネックについて
ストレートネックは、スマホやパソコンの長時間使用によって引き起こされる現代病の一つです。正常な首のカーブ(生理的湾曲)が失われ、首の骨がまっすぐに近い状態になってしまうことを指します。「スマホ首」とも呼ばれています。
ストレートネックは特に女性に多いと言われています。その理由として、要因が考えられます。
筋力の違い
女性は男性に比べて首や肩周りの筋力が弱い傾向があります。そのため、頭を支える力が不足し、姿勢が崩れやすくなります。
柔軟性が高い
女性は男性に比べて関節が柔らかく、可動域が広い分、首の骨(頸椎)のカーブが崩れやすいという特徴があります。
ストレートネックが増えている理由
スマホの長時間使用
〇スマホを下向きで操作することで、首に大きな負担がかかる。
〇画面を見る際に顔を前に突き出す姿勢が続く。
パソコン作業
〇デスクワークでの長時間の前傾姿勢
〇画面の高さが合っておらず、猫背や前屈みになりがち。
悪い姿勢の習慣化
〇スマホ首(うつむき姿勢):スマートフォンやタブレットを長時間使用し、首を前に突き出す姿勢
〇猫背:背中が丸まり、首が前に出てしまう姿勢
〇デスクワーク時の前傾姿勢:長時間、頭を前に出して画面を見続ける
〇枕が高すぎるor低すぎる:寝ているときの首の角度が不自然になる
運動不足
首や背中の筋力低下
運動不足になると、首・肩・背中の筋肉が弱くなります。本来、首の自然なカーブ(生理的前弯)を支える 僧帽筋・肩甲挙筋・脊柱起立筋 などの筋肉が衰えると、頭の重さを支えきれず、前方に傾きがちになります。その結果、ストレートネックの状態になりやすくなります。
血行不良と柔軟性の低下
運動不足によって血流が悪くなると、首や肩周りの筋肉が凝り固まりやすくなります。筋肉が硬くなると、正しい姿勢を維持しづらくなり、ストレートネックのリスクが高まります。
体幹の筋力低下による姿勢の崩れ
首だけでなく、腹筋や背筋などの体幹の筋力が低下すると、姿勢を正しく維持することが難しくなります。結果として、背中が丸まりやすくなり、それに伴ってストレートネックになりやすくなります。
ストレートネックによる肩こり
ストレートネックは肩こりの原因の1つです。当院には肩こりでお悩みの方が日々来院していますが、肩こりでお悩みの方の多くがストレートネックです。
ストレートネックは頭が前に突き出している状態です。頸椎が前湾していると頭の重さを頸椎で無理なく支えることができますが、ストレートネックの場合は頭の重さが首や肩に直接負担をかけるため、肩こりが起こりやすくなります。頭の重さは約5kgありますので、首や肩にかかる負担は相当なものです。
ストレートネックによる肩こりの原因
頭の重心が前にずれる
頭の重さ(約5kg)が前に傾くことで、首や肩の筋肉が常に緊張状態になり、疲労が蓄積する。
血行不良
首や肩の筋肉が緊張すると、血流が悪くなり、老廃物がたまりやすくなることで、こりや痛みが発生。
神経の圧迫
首の骨(頸椎)の並びが悪くなると、神経を圧迫し、肩だけでなく腕や手にも痛みやしびれが出ることもある。
猫背や巻き肩との関連
ストレートネックの人は猫背や巻き肩になりやすく、姿勢の悪化がさらに肩こりを悪化させる