首こりは、首周辺の筋肉が硬くなり、血流が悪化することで起こる症状です。長時間のデスクワークやスマホの使用、ストレス、運動不足などが原因となります。首こりが悪化すると、頭痛やめまい、肩こり、眼精疲労などを引き起こすことがあります。
首こりを自分で解消する方法はいくつかありますが、ここでは代表的なものを4つ紹介します。
1. 首のストレッチ
首のストレッチをすると、首の疲れが和らぎやすくなります。以下のストレッチを試してみてください。
① 首の側面ストレッチ(横に倒す)
✅ 効果: 首の横の筋肉を伸ばす
やり方:
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背筋を伸ばして座る
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右手を頭の左側に添え、ゆっくり右に倒す
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15秒キープ(反対側も同様に)
② 首の前後ストレッチ(うなずく&上を向く)
✅ 効果: 首の前側・後ろ側の筋肉をほぐす
やり方:
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前に倒す → あごを胸につけるようにゆっくり下を向く(15秒キープ)
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後ろに倒す → ゆっくり上を向き、のどを伸ばす(5~10秒キープ)
③ 首回しストレッチ(ゆっくり回す)
✅ 効果: 首のこりをほぐす
やり方:
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頭を右に倒し、前を通って左へ大きく回す
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反対回しも行う(左右3回ずつ)
※ 痛みがある場合は小さめの動きで行いましょう
④ 首のねじりストレッチ
✅ 効果: 首の後ろと側面をほぐす
やり方:
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右を向くように首をゆっくりひねる(15秒キープ)
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反対側も同様に行います。
⑤ 肩と首を一緒にストレッチ(肩すくめ)
✅ 効果: 首と肩の血流をよくする
やり方:
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肩を思い切りすくめる(3秒キープ)
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力を抜いてストンと落とす
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これを5回繰り返す
💡ポイント
✔ 呼吸を止めずにゆっくり行う
✔ 痛みが出たらすぐに中止する
✔ 仕事や勉強の合間にこまめに実施!
どれも簡単にできるので、試してみてくださいね。
首こりストレッチの注意点
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無理に伸ばさない
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痛みを感じるほど強く引っ張るのはNGです。心地よい範囲でゆっくり伸ばしましょう。
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急激な動きを避ける
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勢いよく首を回したり、強く押したりすると筋肉を痛める可能性があります。
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正しい姿勢で行う
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背筋を伸ばし、肩の力を抜いてリラックスした状態でストレッチを行いましょう。
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長時間やりすぎない
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1回あたり20〜30秒程度を目安にし、やりすぎないように注意しましょう。
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体調が悪い時は控える
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風邪や疲労が強い時、めまいや吐き気がある場合はストレッチを避けましょう。
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持病がある場合は医師に相談する
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頚椎症やヘルニアなどの持病がある場合は、専門医に相談してから行いましょう。
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2. 温める(温熱療法)
首を温めることで血行が良くなり、筋肉がほぐれやすくなります。以下の方法で温めると効果的です。
1. 蒸しタオル
① タオルを水で濡らして軽く絞る
② 電子レンジで30〜60秒加熱(触れる程度の温かさ)
③ 首や肩に当て、5〜10分ほど温める
2. 温熱シートやカイロ
・ 使い捨てカイロや温熱シートを首の後ろに貼る(低温やけどに注意)
・ 直接肌に触れないよう、タオルや衣服の上から使う
3. 温かいお風呂やシャワー
・ 38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分浸かる
・ シャワーを首筋に当ててほぐす
4. 温感クリームやオイル
・ 温感作用のあるクリームやオイルを首に塗ってマッサージ
・ シナモンやジンジャー入りのオイルもおすすめ
5. 首元を冷やさない工夫する
・ 冷房や寒い環境ではマフラーやネックウォーマーを使う
・ 寝るときも首元を温める
首を温める際の注意点
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熱すぎると火傷のリスクがあるため、40℃前後の適温を目安にしましょう。
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ホットタオルや温熱シートを使う際は、タオルや布を一枚挟むと刺激が和らぎます。
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長時間の温めは逆効果になることがあります。15〜20分程度を目安にすると効果的です。
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温めすぎると血管が拡張しすぎて、かえって痛みや炎症が悪化する場合もあります。
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急性の炎症、熱感や腫れがある場合は、温めると炎症がひどくなる可能性がありますので控えましょう。
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その場合は、むしろ冷やした方が良いこともあるので、症状を見極めましょう。
3. 姿勢を改善する
首こりを改善するためには、姿勢の見直しがとても重要です。以下のポイントを意識してみてください。
1. 正しい姿勢を意識する
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座っている時の姿勢
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背筋を伸ばし、骨盤を立てる。
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顎を引き、頭の重心を耳の真下に置きます。
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パソコンやスマホを見るときは画面の高さを目線に合わせる。
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立っている時の姿勢
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頭、背中、お尻、かかとが一直線になるように意識する。
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猫背や反り腰にならないように気をつける。
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片足重心を避け、均等に体重を乗せる。
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4. 軽い運動
1. ウォーキングで首こり改善
効果
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血行促進:全身の血流が良くなり、首や肩の筋肉の緊張が和らぐ。
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姿勢改善:正しい歩き方を意識すると、猫背やストレートネックの予防になる。
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リラックス効果:リズミカルな運動が副交感神経を活性化し、ストレスを軽減する。
おすすめのやり方
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姿勢を意識する
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背筋を伸ばし、あごを引き、肩の力を抜く。
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目線は前方(やや上)を向ける。
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腕をしっかり振る
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肩甲骨を動かすように、腕を自然に振ると肩周りがほぐれる。
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1日30分程度を目安に
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できれば毎日、少なくとも週3~4回行うと効果的。
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2. ヨガで首こり解消
効果
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筋肉をほぐす:ゆっくりした動きで首や肩周りの筋肉を伸ばせる。
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自律神経の調整:呼吸を深めることでリラックスし、ストレスが軽減。
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姿勢改善:体幹を鍛え、首に負担の少ない姿勢を維持できるようになる。
おすすめポーズ
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猫のポーズ(キャット&カウ)
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四つん這いになり、背中を丸めたり反らせたりすることで、首や肩の緊張をほぐします。
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首のストレッチ(座位)
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あぐらをかいて座り、片手で頭を傾け、首の横を伸ばす。左右均等に行う。
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魚のポーズ(マツヤーサナ)
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仰向けになり、胸を開きながら首を後ろに反らせることで、首の前側の筋肉をストレッチ。
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ポイント
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深い呼吸を意識しながら行うと、より効果的です。
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無理をせず、痛みがある場合はすぐに中止する。
3. ラジオ体操で首こり予防・改善
効果
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全身運動で血行促進
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首や肩の筋肉をまんべんなく動かせる
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短時間でできるので継続しやすい
特におすすめの動き
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肩落とし運動
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両肩を上げてストンと下ろす動作は、首こりの緩和に効果的です。
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肩を大きく回す動作で、肩甲骨周りの血流も改善します。
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腕を回す運動
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前後に大きく腕を回すことで、肩甲骨が動き、首周りの筋肉がほぐれます。
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体をひねる運動
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上半身を左右にひねることで、首や肩の緊張を解消します。
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ポイント
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1日1回、朝や休憩時間に取り入れると良いです。
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動きはゆっくり丁寧に行うと、より効果を実感しやすいです。
まとめ
首こりには ウォーキング・ヨガ・ラジオ体操 いずれも効果的です。
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ウォーキング:血流促進・姿勢改善・リラックス効果
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ヨガ:筋肉を伸ばしほぐす・自律神経の調整・姿勢改善
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ラジオ体操:短時間で全身運動・肩や首の可動域を広げる
日常生活にこれらを取り入れることで、首こりを予防・改善できます。無理なく続けられる方法を選んで実践してみてください。
試しやすい方法から無理せずやってみてください。
症状が長引く場合、これらの方法を試して改善がみられない場合は当院にご相談ください。
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