役割・・・胃で消化された食べ物をさらに分解し、栄養素を吸収する
部位・・・十二指腸、空腸、回腸の3つに分けられる
長さ・・・約6～7メートルと、体の中で最も長い臓器
表面積・・・内側の粘膜には絨毛（じゅうもう）と呼ばれる無数のひだがあり、表面積はテニスコート約1面分もある
機能・・・消化酵素を分泌して栄養素を分解し、吸収するほか、免疫や神経、内分泌などにも関与する

小腸の働きは次のとおりです。
〇胃で消化された食べ物をさらに分解し、栄養素（アミノ酸、ブドウ糖、脂肪酸など）に分解する
〇小腸内壁の粘膜から栄養素を吸収する
〇収縮運動を繰り返し、栄養分を吸収しながら残りを大腸に送る 

小腸は、特殊な形状や位置のため、これまで「暗黒の臓器」とも呼ばれてきました。しかし、近年はカプセル内視鏡などの検査機器や検査技術の向上により、小腸疾患の診断と治療が大きく進歩しています。